マタニティーマークの逆バージョン「席ゆずりますマーク」、ネットで販売中。

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電車で席を譲りたいけど躊躇してしまう方は「席ゆずりますマーク」をつけてみましょう。妊婦さんなど諸事情で立ちっぱなしが辛い方、「席ゆずりますマーク」をお持ちの方に声をかけてみましょう。

こんにちは、Mayです。

子どもを妊娠していた頃、一応バッグにマタニティーマークをつけていたのですが、見た目にあまりわからないためか、席を譲っていただいたのは数えるほどでした。

私はお蔭さまでつわりも酷くはなかったので、立つことになっても運動と思って特に気にせず、席が空いたら座るようにしていました。

とはいえ、妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養を与えるため、自覚していなくても非常に疲れやすい状態になっていて、帰宅後にどっと疲れが出たのを覚えています。

それをご存知だからでしょうか、年配の女性によく席を譲っていただいたことがありました。8カ月くらいまでは仕事をしていたので、電車に乗る機会も多かったのですが、男性から声をかけていただいたのは1度きりだったかと思います。

自分で自覚もあまりなければ余計に、「席を譲ってください」とは声をかけにくいものです。そこで、このようなマークを持っている人がいれば、お願いしやすいのではないでしょうか。

「席ゆずります」マークを作った人

「席ゆずります」マークを考案し、制作、販売までこぎつけたのは、椎野祐輔氏。奥様が妊娠中に、電車で優先座席に座っていた高齢のご婦人から席を譲ってもらったことがきっかけだそうです。

私の時もそうでしたが、席を譲ってくださるのは、たいていが高齢者の女性の方々でした。

「席ゆずりますマーク」は販売しているの?

これは厚生労働省の許可を得て個人が制作されたもので、椎野氏が運営されているサイト(https://sekiwoyuzuru.stores.jp/)で購入できます。

実費相当分の価格で販売している、非営利目的の商品です。

価格は1個 380円(税込み)+送料120円=500円です。

即日で完売するらしく、現在在庫はないそうですが、入荷後発送するということで予約販売のようになっています。(私も発注してみました。)


席をゆずる側の思考

個人的な意見ですが、優先座席は優先されるべき人のものであり、その他の座席も同様であると認識しています。電車で高齢者や妊婦さん、幼い子を連れた親子を見かけ、目の前に来られたなどタイミングが合えば声をかけるようにしています。

一方で、離れていたり、周りが混みすぎていたりすると、声自体をかけにくいですし、自分が立った時点で席を譲りたい人ではない他の人(若い人やサラリーマンなど)に隙を見て座わられてしまうのも…と思うので、なかなか声がかけられません。

この「席ゆずりますマーク」をつけることで、譲ってほしい人から声をかけてもらえれば、断られる気まずさも不要ですし、確実に必要な人に譲ってあげることができるでしょう。

席を譲ってほしい人の思考

電車に乗った時に「座りたい」と思う理由はいろいろあります。前日あまり睡眠がとれなかった、座って読書(勉強)したい、荷物が多い、子どもを抱っこしていて疲れている、仕事で疲れている、体調が悪い、持病を抱えている、足腰が弱い等々、人それぞれの事情があるでしょう。

その中でも特にわかりにくいのが、妊娠初期の妊婦さんです。当然のことながら、お腹も出ていないため、よほどつわりがひどくて顔色が悪いなどの外的要因がなければ見分けがつきません。

この時期は、ホルモンバランスが変化するため、微熱が出たり、腰痛があったり、全体的にだるくなったり、と身体にさまざまな影響が及びます。そんな時でも仕事や健診などで外出し、電車に乗らざるを得ないことがあります。

席を譲ってほしいけど、みんなそれぞれの事情があるだろうし…と躊躇している時に、「席ゆずります」と意思表示してもらっていれば、声をかけてお願いしやすいでしょう。

例えば、高齢の方に声をかけたら「失礼な!」と気分を害されたとか、妊婦さんだと思って声をかけたら怒られたり…など、好意が伝わらなかった経験は皆さんされているかと思います。

それによって億劫になっている方々も多いのではないでしょうか。

お互いの様子を察知してタイミングよく声掛けできれば良いのですが、なかなかそうもいきません。そんな時のきっかけになるよう、今度の普及に期待したいと思います。

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