新型肺炎の原因(新型コロナウィルス)と症状、潜伏期間は?予防するには?

中国・武漢市で新型肺炎の原因となる新型コロナウィルスが発見されて以降、各空港では水際対策が取られています。症状はかぜと同様に主に発熱やせきで、潜伏期間は2~14日程度とみられています。WHOは現在調査中で、緊急事態宣言をするには時期尚早と判断しています。

こんにちは。Mayです。

1月だというのに春先のような気温かと思えば、梅雨のような長雨が続くような、例年とは異なる気候に体調を崩しがちになっています。インフルエンザが流行っている時期でもあり、お正月早々に家族で私一人だけで済みましたが、インフルエンザA型が発症してしまいました。そんな中、昨年末に中国で発見された新型肺炎の感染拡大が気になるところです。

日本でも16日(木)に、武漢に滞在歴がある神奈川県居住の男性(30代)が新型肺炎の原因となる新型コロナウィルスに感染していたことが確認されました。渡航中の1月3日に発熱し、6日に日本に帰国した際は解熱剤で検疫を通過したそうです。その後10日に入院し、15日の退院したそうですが、国立感染症研究所で同15日に新型コロナウィルスの陽性反応が確認されたそうです。

また、21日(水)には米疾病予防管理センターが米国で初の新型コロナウィルスによる感染を確認したと発表しました。武漢に渡航し、15日に帰国したワシントン州に住む男性で、現在は入院中で回復に向かっているそうです。


新型肺炎の原因は新型コロナウィルス

新型肺炎の原因とされているのは、「コロナウィルス」と呼ばれるウィルスです。ウィキペディアによると、表面の突起が太陽のコロナのように見えることから、この名称がついたそうです。ウィルスは細胞質内で増殖し、風邪の症状を引き起します。

SARS(重症急性呼吸器症候群)とMERS(中東呼吸器症候群)

2002年11月から2003年7月にかけて流行したSARSは、当時の新型コロナウィルスが原因でした。このコロナウィルスはキクガシラコウモリに起因し、中国広東省を起源として全世界に感染拡大しました。

WHOの報告では、全世界での致死率が10%程度に上るとされているようです。当時、台湾人の同僚が出張で中国から日本に来た時に、初めてマスクをして現れたのを思い出します。

そして自社の医療用ディスポーザブルマスクやガウンの素材の売上が急上昇し、急遽米国本社から大量輸送されていたことも記憶に残っています。

一方、中東地域で流行ったMERSコロナウィルスはヒトコブラクダに風邪の症状を起こし、ヒトが感染すると重症化すると考えられています。2012年に発見され、2013年5月には致死率50%と発表されました。その後も韓国で感染が拡大し、現在もなおサウジアラビアにおいて感染が確認されているようです。

症状と潜伏期間

新型肺炎の症状は、従来のかぜや肺炎と同様に発熱、せきなどです。重症化した場合、高熱や呼吸困難を引き起こすこともあるようです。潜伏期間は2~14日と言われているようです。

予防するには?

感染経路は飛沫感染であると考えられることから、インフルエンザ等と同様に

・手洗い・うがいを徹底する

・人混みを避ける

・マスクを着用する

といったような、一般的なかぜ対策が有効である、と専門家はみています。

そういえば、SARSが全世界に広がった時、日本での感染拡大が心配されていました。しかし、予想よりは少なく、原因としてヤクルトを飲んでいるからだとか、温泉に入っているからだという噂が流れ、大量にヤクルトを購入する映像がニュースで流れたり、温泉地の外国人(特に中国人や台湾人)観光客が急激に増えたというニュースが流れていたのを思い出しました。

今回の新型コロナウィルスは、「濃厚接触(一緒に暮らすなど)」があった場合にヒトーヒト感染が確認されたようですが、SARSやMERSに比べると、現在は感染力が低めだそうです。とはいえ、まだその性質は研究中で、今後どのように変異していくかも不明ですので、注意は必要ですね。

WHOは本日、22日(水)に緊急会合を開催するようですので、今後の情報にも注目しておきたいところです。

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